オーディオブックは本当に効果あるの?
文章を音声で理解しようとするプロセスは、脳を刺激し、思考力や集中力、理解力を養う効果が期待できます。
また、本を読む機会が減少した現代人でも手軽に情報を入手できるインプットツールとして最適です。
本記事では、聴く読書オーディオブックの魅力や効果、活用法について僕の実体験を交えつつ深掘りしてお伝えしていきます。新しい読書体験で、皆さんの知識の引き出しがさらに増えるきっかけになれば幸いです。
おかげで僕の読書観は変わりました。
僕の変化
聴く読書が継続できたら、1年後の未来が変わります。
オーディオブックは聴く読書
最初に「オーディオブックとは?」について解説します。
オーディオブックとは、「プロのナレーターが朗読してくれる文章を、耳から聴いて読書をする」サービスです。
重たい本を持ち歩かなくていい、ページも捲らなくてもいい。また、目線を下げ、活字を読む時に感じる読書特有の(目・首・肩)疲れも全くないところもメリットですね。
スマホとイヤホンで完結する、スマートで新しい読書ツールです。
とはいえ、すでにオーディオブックは多くの方に認知されています。
流行語大賞ノミネート
2022年には、オーディオブックが流行語大賞にノミネートされました。
大賞の「村神様」に肩を並べるほどの勢いで認知されている状況です。
また、Amazonの聴く読書「Audible」の会員数は50%増加しており、聴取時間も約2.8倍になったとのこと。詳しくはこちら→Audible「聴き放題サービス」1周年(PR TIMES)
紙の本より手軽で疲れない
オーディオブックは、スマホとイヤホンがあれば読書ができるので全く疲れません。
朝のウォーキング中に、スマホがいじれない運転中や移動中に、寝る前のひと時に、何もしなくても文章が耳から入ってきます。
重たい本を持つ必要がないですよ。
これまで腰が引けていた読書に、気張らずに取り組めるでしょう。
おすすめはAudibleとaudiobook.jp
Amazonのオーディオブック「Audible」と、株式会社オトバンクの「audiobook.jp」の2社がおすすめです。
Audibleは世界的に利用者が多く、信頼のAmazonが運営に携わっていること。またaudiobook.jpは、日本での利用者数250万人以上の老舗であることが、両者をおすすめの理由です。
両サービスともに専用アプリがあり、高品質かつ今人気のオーディオブックが配信されています。
サービス名 | Audible (オーディブル) | audiobook.jp (オーディオブックドットジェイピー) |
運営会社 | Amazon | 株式会社オトバンク ( OTOBANK Inc. ) |
聴き放題プラン | ¥1,500 | 月額プラン¥1,330 年割プラン¥9,990 |
聴き放題タイトル数 | 12万タイトル | 1万5千タイトル以上 |
無料体験期間 | 30日間 (一定期間経過で2回目もOK) | 14日間 |
専用アプリ | あり | あり |
僕は両方を無料体験で試したうえで、オーディブルを選びました。
聴く読書オーディオブックがもたらす4つの効果
「オーディオブックの効果」とググれば、論文や脳科学的根拠がたくさん出てきますが、僕は脳科学者ではないので深く語れません。
下記論文をご参考ください。
▶一般社団法人映像情報メディア学会による、「聞き取りをした場合の脳の活性化と内容理解度」の論文はこちら。
この記事では、僕の実体験を元にまとめますね。
僕が数百時間聴いてわかった、オーディオブック4つの効果はこちら。
オーディオブック4つの効果
- 読書量が増える
- 高めの本も試せる
- 語彙力、ワードセンスが向上
- 自然と知識が増える
読書量が増える
1番目に上げたい、オーディオブックで最も絶大な効果は、読書量の増加です。
全く本を読まない人でも、0→1(ゼロイチ)が可能で、そこからさらに積み上げていくことも容易でしょう。
紙の本、Kindle本などの読む読書に比べ親しみやすくとっつきやすいため、無理なく本を聴きたい気分になれます。
つまり、読書のハードルがめっちゃ低いです。
どれくらい低いかというと、無理して頑張って1冊の本を読んでいた僕が年間100冊のペースでオーディオブックを聴いているほどと言えば伝わるでしょうか。
「はぁー、本読まなきゃ」なんて考えなくていい。
そこにエネルギーを使っていたのが嘘のようにグイグイ読書が捗り、1冊聴き終わったら虚無感を感じつつ次の本を探す。読書家の気持ちが少しわかってきました。
実は、オーディオブックのおかげで文章力が上がったんですよ。(これでも。)
高めの本、無理めな本も試せる
例えばですけど、この本読みたいけど高いから買うほどでもないと思ったらどうしますか?
多分買わないよね。
あなたの人生を変えるかもしれないその本、聴き放題のオーディオブックなら気軽に試せますよ。
このメリットは大きいと思いませんか?
堅苦しくて難しそうな本も、とりあえずポチッと聴いてみる。するとプロが読んでくれるから意外に難しくなかったり、超有益だったりします。
とりあえず聴いてみる。やっぱり無理だったらそっと閉じればOKです。
そうやって僕が買ったのが「 ストレスフリー超大全」。普通なら絶対に読んでないでしょう。
自分に合う本、あなただけの良書に出会えるのもオーディオブックの効果の一つと言えます。
興味を持ったらとりあえず聴き放題で聴いてみよう。
語彙力、ワードセンスが向上
オーディオブックでプロの文章を聴いていると、言葉の使い方がなんとなくわかってきます。聴けば聴くほど知識の幅が広がるイメージです。
つまり、語彙の量、質ともに高まって、凡人でも語彙力が鍛えられます。
最近、言葉の量が増えたよね。
例えば人と話す時、今まで使ってなかった言葉を自然と発している自分に気づく瞬間があります。雑談力が成長してるのは間違いないですね。
また、言葉を覚えると「伝える力」も身に付きます。
ビジネスにおいてもメール作成で迷いが減り効率化しますし、大切な人との話し合いでも役立ちますし、ほんとに良いことしかありません。
知識が増え自信がつく
読書量が増え、高めの本も試せて、語彙力が鍛えられたら、当然ですがそれだけで知識が増え、人としての総合力が上がります。
自信がつきました。
読むより聴くほうが深く記憶に刻まれます。
内容を忘れた頃に聴き返すことも音声なら簡単で楽です。
例えば、言の葉の庭という小説に「人間なんて、みんなどっかちょっとずつおかしいんだから」という一節があります。僕はこの一節を知ったことで、「自分は変わってる。人と違う。自分は少数派かも。」から開放され、スーッと気が楽になりました。
これも、オーディオブックで知識が増えたことによる自身の成長です。
知らないことを知ることが、のちに大きな力となりますよ。
- 読書量が増える
年間数冊→年間100冊ペースに - 高めの本、無理めな本も試せる
ハイレベルな本も手が出しやすい - 語彙力、ワードセンスが向上
伝える力、コミュ力アップ - 知識が増え自信のつく
知識学習で自己成長できる
オーディオブックの効果を高める活用法
この章では、オーディオブックの効果を高める具体的な活用法を解説します。
年間100冊ペースで聴く、オーディオブック派の僕も実践している方法はこちら。
小説から入る
人生を好転させるには自己啓発本やビジネス書だよな。と思いがちですが、
実はストーリーに没頭しやすい小説から入るのがおすすめです。
なぜなら小説はストーリー性だけではなく、圧倒的な語彙力、比喩による表現方法、人の気持ちや痛みに触れるなど、意外に学ぶことが多いからですね。
まずは話題の小説や、気になっている小説から入ると、すんなりとオーディオブックに入っていけます。
別ジャンルを聴いてみる
オーディオブックはジャンルが豊富です。小説で耳読書に慣れたら別ジャンルを試そう。
ジャンル | 自己啓発 ビジネス 現代文学 小説・ラノベ ミステリー 社会・政治 落語・寄席 語学学習 絵本・児童書 など |
英語学習や落語のオーディオブックも多数揃っており、それぞれに違う学び方、楽しみ方があるはずです。
いろんなジャンルにチャレンジしてみよう。
ジャンル別にまとめた記事はこちらです。
2倍速で繰り返し聴く
良かった本は繰り返し聴く。2倍速で聴けば時短読書できますよ。
1日20冊もの本を読むことで知られるメンタリストDaiGoさんは、紙の本を読んだあとにオーディオブックで聴くと記憶に定着しやすいと言います。
つまり、ある程度情報がある状態で繰り返し聴けば復習の精度が上がると言えますね。
アウトプットする
仕上げはアウトプット。
発行部数55万部をほこる「アウトプット大全」の著者として知られる精神科医、樺沢紫苑さんが推奨するのがアウトプットですね。
こちらのYouTube動画「オーディオブックの効果を10倍にする方法(樺チャンネル)」によると、耳学したことを書き残すこと、伝えること(アウトプット)で、効果が10倍になると断言。
奥さん、彼女、子供たち、同僚、友達…誰でもいいので、わかりやすく伝えてください。きっとあなたの脳にも刻まれていきます。
要約してツイッターでつぶやくのもあり。
自分の記憶に定着させる、そして誰かの役に立つ。アウトプットは良い事だらけです。
それともう一つ。
毎朝、通勤時に聴く
最初の1週間、通勤前に必ず再生をタップしよう。
習慣付けるためにも、この30分が大事。最初が肝心です。いわゆるルーティン化ですね。
だからこそ、最初はストーリー性のある小説からはじめてほしいんです。
早く続きが聴きたい。と思い始めたら読書習慣化に半分以上成功したようなもの。
通勤時間を有意義な時間に変えて、のちにリターンを得られるはずです。
NHK朝の連ドラのように、楽しんで本を聴こう。
おさらい
- 小説から入る
- 別ジャンルを聴いてみる
- 2倍速で繰り返し聴く
- アウトプットする
- 毎朝通勤時に聴く
まとめ
オーディオブックの効果まとめ
- 読書のハードルが低い
- 読書量が増える
- 高めの本も試せる
- 語彙力、ワードセンスが向上
- 自然と知識が増える
- 継続しやすい
というわけで、かれこれ2年以上も耳読書が続いているわけですが、
それで何が変わったかというと、仕入れた情報は新しい知識として持っておき、その中から自分に合うものを取り入れて行動する。これが少しだけできるようになりました。
引き出しが増えるよね。
月間10万回読まれるまでに成長したメディア(当ブログ)を3年運営し収益化できたのも、本から多くを学び、行動したからこその成果です。
みなさんも新しい情報を耳から仕入れて、今年こそ何かはじめませんか。まずは読書習慣化!
オーディオブックサービスなら、Amazonのオーディオブック「Audible」と、株式会社オトバンクの「audiobook.jp」がおすすめです。
以下の2記事を読んでおくといいかもです。
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